メメントの森だより

思ったこと、備忘録、過去の醜態

逃げたとしても、追ってくる。そのループを断つには、向き合うしかない。

おとといまで一ヵ月半、北海道で仕事をしていました。

最初の約1ヶ月はいわゆるリゾバというやつでリゾートホテルへ。

残りは農業法人で住み込みの短期アルバイトでした。

 

北海道に行った目的は、「暑い夏を東京ではなく涼しいところで過ごすため」のただひとつ。

20代後半から体を壊し、アトピー、気象病や慢性疲労を抱えているので、都会の8月の暑さを切り抜ける自信がなかった。

というわけで北海道行きを決めたものの、7月はバイト4つのかけもちで多忙&めんどくささから、リゾバの派遣会社に登録するのも遅くなり、こだわりも強いことからギリギリまで仕事が決まらないという詰みっぷり。

どうにか7月の終盤で、「稼げる」「1.5ヶ月の勤務でOK」(社保切替の関係上)という条件をクリアしたところが見つかり、エントリー。無事受かって8月から働くことになりました。

 

さて、北海道での詳しいリゾバ体験はまたいつか書くとして、実際この北海道避暑出稼ぎの結末は。

 

「逃げ」でした。

 

ひとつめのリゾバも農業も、住環境と社長が合わなかった。

汚い寮と社長の傲慢さが嫌で嫌でしょうがなかった。

だから期間を満了せずに、体調に言い訳をつけて逃げた。

 

思えば今までやってきた仕事も全部体調や人間関係の不調で逃げて終わってきた。

元彼と会うのが辛いから。体調崩して実家に帰りたいから。お局様が怖いから。

 

そもそも北海道に行った理由からして逃げだった。

東京暑くて体調が不安→じゃあ北海道に逃げよう!

逃げで始まり逃げで終わる。

 

でも、逃げてまた始めたって、また逃げたくなる出来事はやってくる。

その壁から逃げまわっていたって、向き合って乗り越えるまで何度もその壁はやってくる。

 

私たちはその壁に試されている。人生には何度もそのお試しがやってくる。

 

それを教えてくれた人が、農業の職場の中にいた。

 

いつまで逃げてるんだ。自分の決めたことの責任は自分でとれ。

ちゃんと明確な意思を持って決断し、それを最後までやりきれ。

自分のケツは自分で拭け。

 

思えばわたしは、自分で決断せずに、親や彼氏に決断をゆだね、自分の決めたことの責任を取ろうとせず、全て他人事で人のせいにしてばっかりで、嫌なことからは逃げてばっかりだった。

 

悲しいかな、そうやって30年間生きてきた。

 何一つ自分で決められず、自信のない自分で生きてきた。

 

ずっと違うと思ってた。

このままじゃダメなんだとぼんやり思ってたけど怖かった。

 

その理由が、この北海道で分かった。

 

自分の人生は自分で決めるんだ。

決めたことにはしっかり責任を持たなきゃいけないんだ。

 

他人に決めてもらったり、他人の目線を気にして選ぶのは違う。

自分をしっかり持つんだ。

 

そのために、やらなきゃいけないことはいっぱいある。

 

わたしは、これから東京での仕事をやめて、実家に帰って、まずは親と向き合う。

 

人の顔色ばかりうかがってきたこと、

親に全て決断させて自分は責任から逃げていたこと、

自分の意見を言って人とぶつかることから避けていたこと、

それらとこれから向き合うんだ。

 

まさに遅くやってきた反抗期。

 

わたしは自分をちゃんと見つけたいし、もう逃げない人間になりたい。

 

そのためのブログ。

その軌跡を残すためのブログ。

 

3日坊主、責任感がなかったわたしだけど、これを機に変わる。